スマートシティを掲げるつくば市は、IT技術を駆使したまちづくりを進めています。最近ではロボットによる買い物の自動配送サービスの実証実験がスタートしたことが話題となりました。
そして、ここにきて遂に林業にまでロボットが進出するかも知れません。
スマート林業に向けた四足ロボット導入の実証実験
つくば市松の里に拠点を置く国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所は、ソフトバンク株式会社と共同で電動四足ロボットの活用によるスマート林業の実現とゼロエミッションに向けて、ロボットが林業で担える作業を検証するための実証実験を2022年6月に開始しました。
2021年に北海道の下川町で歩行実験が実施され、2022年は造林地の巡回や監視、荷物の運搬などの作業を担えるかを検証する試験を下川町と茨城県つくば市で計2回ずつ実施します。
問い合わせ先 | 森林総合研究所 企画部広報普及科広報係 Tel: 029-829-8372 E-mail: kouho@ffpri.affrc.go.jp |
日本の林業はスマート化が急務
国内の人工林は、林業従事者の高齢化や人員不足、収益規模の少なさのために森林の再造林が進んでいません。
人の手で管理されてきた山林が荒廃すれば、災害の増加などの懸念にもつながります。さらに林業は人力作業が多いため、省力化と労働災害の削減が大きな課題になっています。
森林総合研究所とソフトバンクは、林業が抱えるこれらの課題に対処するため、ロボットをはじめとしたテクノロジーを活用してスマート林業を目指しています。
日本の林業の未来を担うロボットの活用実験がつくば市の森林総合研究所が中心となって実施されているというのは非常に興味深いですね。研究学園都市としてつくば市には日本の未来を良くするための研究が各機関によって進められています。
今後もつくば市の最新情報に注目していきましょう!