つくば市は筑波研究学園都市などの最先端のテクノロジーが集まる都市でありながら、自然も豊かなバランスの取れた街です。街中には大型の公園も備わっていて、つくば市民に愛される憩いの場となっています。
そんなつくば市の公園の中で特に大きく自然豊かな「洞峰公園」の茨城県が進めるリニューアル計画について何やら騒がしくなっているようです。
洞峰公園の基本情報
洞峰公園はつくば市の中央にある大型の都市公園です。
公園の中央部には洞峰沼という大きな池がありますが、これは元々上池(上原池)と下池(小野崎池)の2つから成り、かつては湧水の乏しかったこの辺りでの貴重な水源となっていましたが、筑波研究学園都市の建設に伴って下池が埋め立てられ、現在の姿に落ち着きました。
園内にはイチョウやサクラなどの樹木が生い茂り、小動物や昆虫、水鳥などが多く生息する自然豊かな市民の憩いの場となっています。
名称 | 洞峰公園 |
住所 | 茨城県つくば市二の宮2丁目20 |
問い合せ先 | 洞峰公園管理事務所 |
電話番号 | 029-852-1432 |
ウェブサイト | http://tsud.co.jp/dohopark/ |
ことの発端は五十嵐つくば市長のツイート
洞峰公園は茨城県の県営公園であり、指定管理者制度に基づいて筑波都市整備グループが運営しています。そんな洞峰公園は茨城県が以前からリニューアルを計画しており、民間の事業者が提示した案に基づいて県外からも人が集まるようなプランを進めています。
しかし、それにSNSで待ったをかけたのがつくば市長の五十嵐氏でした。
つくば市はこの計画について以前から、洞峰公園はすでに完成された環境であり
五十嵐 立青(つくば市長)の Twitter より
親子が元気に、あるいはゆっくり過ごす空間や、静かな散歩やランニングコースとして定着しているため、できるだけ現状を維持することを要望してきました。
何を懸念しているの?
では、五十嵐市長はリニューアルのどんな点を懸念しているのでしょうか。
県の計画では、現在の公園内の野球場がある場所の付近にグランピング施設やカフェ、ドッグランを開設し、さらにバーベキュー施設も備える予定とのことです。また、公園の北側には24時間オープンのトレーニングジムも開設させたいようです。
それに対する懸念点は概ね以下の通りです。
- バーベキューによる「におい」の発生
- アルコールの提供などでマナーが悪い客が出るおそれ
- 野球場を無くしてグランピング施設を作ることでこれまで野球場を利用してきた人が利用できなくなること
- etc
確かに、市民の憩いの場が騒がしいレジャー客だらけになるのは近隣住民としては落ち着かないかもしれませんね。その一方で、普段公園を利用しない人の中には「バーベキューができるなら公園を利用したい人も増えて良いのではないか」という意見もあるそうです。
果たして、今回の洞峰公園リニューアル計画はどうなるのでしょうか?
今後の展開に注目しましょう。
ちなみに、洞峰公園のすぐ目の前にあるクラフトビールのお店の記事を以前紹介したので、公園を訪れた際は立ち寄ってみても良いかもしれませんよ。