子供の頃に田んぼや用水路でザリガニを捕まえて遊んだことはありますか?
最近ではアメリカザリガニが特定外来生物に指定されるなんて話もでているようで、何かと嫌われてしまいがちな外来種ですが、つくば市にはなんとそのザリガニで町おこしをしようとしている地域があるそうです。
それが、つくば市茎崎地区です。
「ザリガニを食べることができる町」プロジェクト
え?ザリガニって食べられるの・・・?
実は筆者、若かりし頃にザリガニをエビチリにして食べたことがあります。普通に美味しかった。。。
もともとザリガニは海外では人気の食材のひとつとして知られています。牛久沼に近い茎崎地区でも手に入りやすいことから、「くきざき地域創生会」が中心となって「ザリガニを食べることができる町」プロジェクトを進めています。
公開講座:くきざきまちづくり大学「ザリガニを学ぶ」
この夏、くきざき地域創生会が主催する公開講座が実施され、県立茎崎高校の生徒たちを中心にザリガニについて学ぶ機会が4回にわたって実施されました。
去る7月24日には東京農業大学の武田晃治教授を招いて「学校では教えてくれないザリガニのお話」を開催、2回目となる7月30日には、実際にザリガニの生息ポイントの調査を実施、8月6日には仕掛けた罠を回収しました。
そして4回目となる8月20日には、茎崎からほど近いつくば市高見原にあるカフェ&レストラン「バスティーユ」にてザリガニの創作料理を実食しました。
実際に食べた人たちからは、「意外と美味しい」「エビっぽい」などの感想が聞かれたそうです。プロの作ったザリガニ料理はなかなか好評だったようですね。
くきざき地域創生会では、茎崎地区の秋祭りやグルメコンテストへの出品を目指して目玉となるザリガニ料理の開発を目指して協力者を募っているそうです。ザリガニバーガーなどの創作料理を考案中のお店も既にあるそうで、ザリガニ料理のバリエーションが増えていきそうです。
いずれ、つくばの新名物として茎崎の「ザリガニグルメ」が注目される日も近いかも知れません。
新しい取り組みを進めている茎崎地区の動向に今後も目が離せませんね。