先日、総務省による現行での調査方法が開始された1973年以降、初めて全都道府県で日本人の人口が減少となったというニュースが報道されていました。なかなか深刻な問題ですね。
ところが、つくば市は少し様子が違うようです。
つくば市が「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査」の結果、全国の市区部で初めて1位に輝きました。
近年高い人口増加率を維持してきたつくば市
令和5年1月1日現在の調査によると、つくば市の人口増加率は驚異的な2.30％を記録しました。
子育て世代の流入が大きな要因
これまでつくば市の人口増加率は堅調に推移しており、平成28年以降は1.5%前後をキープしていました。特に令和2・3・4年の増加率は全国でもトップ10に入るほどの成績を収め、今回の調査で全国1位に輝いたことで、その地域の人気の高さを証明しました。
つくば市の人口増加には、子育て世帯がつくばエクスプレス沿線に集まることが大きく影響しているようです。また、令和4年中は新型コロナウイルス感染症の影響で控えられていた国外からの外国人の転入が再び活性化したことも、一時的な増加の要因として挙げられています。
つくば市長のコメント
つくば市の五十嵐市長は、この調査結果について次のようにコメントしています。
「転入超過数が2年連続で全国最多となったことに加え、今回の調査で人口増加率においても全国1位となったことは、つくば市が『選ばれるまち』となっていることが数字で示されており、意義があることだと捉えています。」
市長は、今後もランキングに一喜一憂することなく、市民とともに持続可能で包摂的な都市を創る努力を続けるとのことです。つくば市の魅力が多くの人々に知られ、ますます発展していくことを期待しています。
市民の協力や市政の取り組みによって、ますます人気の高まるつくば市。これからも魅力的なまちづくりが進むことを願いつつ、子どもたちや若い世代の夢が膨らむような環境づくりが続けられることを期待しています。
