つくば市を拠点にする「つくばブルワリー」が、新たな挑戦に踏み出しました。2024年春、筑波山の麓に誕生する新醸造所で、地元の自然と農作物から生まれるクラフトビールを全国へ広める計画です。この野心的なプロジェクトの一環として、クラウドファンディングが始まりました。
筑波山麓の新ビールの誕生
つくばブルワリーが新たに手がけるのは、筑波山の恵みをたっぷりと受けたクラフトビール。筑波山の湧水を使用し、地元の農家から仕入れた大麦や小麦で製麦したモルト、自家栽培のホップ、そして筑波山麓の天然水と自然酵母を用いたビールづくりが予定されています。これにより、つくばならではのオリジナリティ豊かなビールが誕生することでしょう。
新醸造所の建設に向けたプロジェクト
つくばブルワリーは、新しい醸造所を建設するため、クラウドファンディングを開始しました。建設地は筑波山口バスターミナル近くの400坪の広大な土地。ここには、筑波山の湧水を贅沢に湛え、醸造に必要なホップを栽培する畑も広がっています。2023年8月に着工し、2024年春には開業を目指しています。
地元産原料にこだわり
今回のプロジェクトでの特筆すべき点は、地元産の原料にこだわる姿勢です。日本のビール業界では、主に海外からの輸入原料が使われていますが、つくばブルワリーでは茨城県内の農家から調達したモルトを使用するなど、地産地消を徹底しています。2023年10月時点では、茨城県産100%のモルトを使用したビールの試験醸造が始まっています。
クラウドファンディングでの支援呼びかけ
しかし、建設プロジェクトは予期せぬ課題に直面しています。円安や為替変動の影響で、輸入醸造機器や建物の価格が上昇しており、予算が足りなくなっています。そのため、つくばブルワリーはクラウドファンディングを通じて、450万円の資金調達を目指します。
【クラウドファンディングプロジェクトのリンク】
https://camp-fire.jp/projects/view/709590
リターン内容も充実
つくばブルワリーへの支援者には、様々なリターンが用意されています。例えば、オリジナルステッカーやビールグラス、Tシャツ、缶ビールセットなどがあり、支援額に応じて様々な特典が用意されています。また、一部のリターンには醸造所見学ツアーやクラファン支援者限定イベントへの招待、オリジナルビール醸造コースなども用意されています。
期限は2024年1月31日まで
このプロジェクトのクラウドファンディングは、2024年1月31日まで行われます。目標金額に満たない場合でも、プロジェクトは実行され、支援者には約束されたリターンが提供されます。
地域振興とクラフトビール文化の創出
つくばブルワリーの新たな醸造所建設プロジェクトは、地元の魅力をビールというカタチで発信し、地域振興に寄与するものとなるでしょう。クラフトビールの愛好者や地域振興に興味のある方は、ぜひクラウドファンディングに参加して、つくばブルワリーの挑戦を応援してみてはいかがでしょうか。