秋葉原からつくば駅までを45分で結ぶつくばエクスプレス(TX)。
つくば市民の都内へのアクセスには欠かせない交通機関となっています。
2005年の開業以来、その区間は変わっていません。しかし、ここへきて茨城県が区間延伸計画の調査に関する予算を計上したことが話題になっています。
いまのところ4方面を検討中
じつは、TXの延伸計画はこれまでずっと議論されてきましたが開業以来16年以上特に進展はありませんでした。しかし、ここにきてようやく茨城県内の延伸に向けて「TX(つくばエクスプレス)県内延伸調査検討事業」に1800万円もの予算を計上しました。
これまで議論されてきた延伸ルートはこちらの4方面です。
筑波山方面
つくば市が中心となって推進しているのが筑波山方面案。実現すれば筑波山を中心とした観光振興が期待できます。
土浦方面
土浦方面案では、常磐線土浦駅と接続することで交通の利便性が飛躍的に向上すると考えられます。
水戸方面
水戸方面案では、県庁所在地の水戸とつくば市を接続することで茨城県北部の振興が期待できます。
茨城空港方面
茨城空港方面案では、空港の存在価値が向上することで経済・観光振興が望めます。
延伸ルートは2023年3月までに1本化
今回の予算計上で茨城県は延伸計画のための調査を開始します。そして延伸ルートの4方面案を一つに絞り込むのは2023年の3月までになるようです。
まだまだ実現するのは先になりますが、ようやく一歩前進ですね。どの方面に延伸するとしても、つくば駅を利用する機会が増えそうですね。