つくば市では近年廃校になった学校跡地の有効活用が進んでいます。
2018年3月に廃校となった旧筑波東中学校の校舎に、自転車拠点とジオパーク中核拠点を整備する工事が7月に開始されます。また、校庭にはBMX(バイシクルモトクロス)コースを新設する工事も年度内に始まります。
筑波山地域ジオパークで専用の拠点施設が作られるのはこれが初となります。
筑波山ジオパークとは
ジオパークは、科学的に貴重な、あるいは景観として美しい地形・地質などの「大地の遺産」を保護するとともに、教育・ツーリズムなどの推進に活用し、地域の持続可能な発展に寄与することを目的としています。
筑波山地域ジオパークは、2016年9月に日本ジオパークの一つとして認定されました。つくば市をはじめ、石岡・笠間・桜川・土浦・かすみがうらの6市エリアから構成されています。筑波山だけでなく、「霞ヶ浦」や日本最大の平野「関東平野」などが含まれています。
筑波ジオパーク中核拠点の概要
ジオパーク中核拠点は、校舎西側1、2階に整備される予定で、1階には筑波山や霞ヶ浦のなどの模型で地形などを楽しめる「ジオストーリーラウンジ」、大型モニターで映像を見る「ライブスタジオ」、地域の文化財を紹介する「文化財展示室」、実験などを楽しめる「発信・発見ラボ」の4つのスペースが作られます。
2階は、事務所や会議室などが設けられ、現在市役所にあるジオパーク室がここに移転する予定です。
住所 | 茨城県つくば市北条4160 |
問い合わせ先 | 経済部 ジオパーク室 つくば市研究学園一丁目1番地1 電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7615 |
公開資料 | 筑波山地域ジオパーク中核拠点施設基本構想・計画 (PDF 7.9MB) |
全長350メートルのBMXコース
校舎東側の1、2階は自転車の点検・修理、部品販売のスペースが設けられ、シャワー室や更衣室も作られる予定です。
校庭のBMXコースは、コース面積7500平方メートル、コース全長は350メートルにも及ぶ本格的なもので、国際大会が開催できる水準となるそうです。利用料はまだ決定していませんが、他県のBMXコースの料金を参考にして決定するそうです。
これまでも廃校となった旧校舎を利用したイベントなどが頻繁に開催されています。
しかし、今回は恒久的に活用される新しい施設として生まれ変わるので、いつでも訪れることができます。新しく生まれ変わる旧筑波東中学校でジオパークについてたくさん学びたいですね。
完成は2023年夏か秋となる予定です。完成したらぜひ行ってみたいですね。