自然豊かな茨城県つくば市には、地元の食材を使った数々の特産品があります。
良質な特産品を集めた「つくばコレクション」は以前ご紹介しました。
つくばの特産品には日本酒などの地酒もありますが、じつはワインも生産されているというのはご存知でしょうか。大自然に囲まれた筑波山の麓で育ったブドウを用いたつくばのワインを製造しているのが、「つくばワイナリー」です。
つくばワイナリーの基本情報
つくばワイナリーは2012年にブドウ栽培をスタートし、2019年には初となるワイナリーで収穫されたブドウのワインをリリースしました。
東京ドーム3個分にもなる広大な敷地の一部で、つくばの風土に適したブドウの品種を栽培し、敷地内にある醸造所でワインに加工します。
住所 | 茨城県つくば市北条字古城1162-8 |
営業時間 | 平日 13:00〜17:00 土日祝 10:00〜17:00 |
電話番号 | 029-893-5115 090-3908-5115 (※畑作業等で不在の場合は、こちらへ) |
メール | tsukuba-winery@kadoya-company.com |
ウェブサイト | https://tsukuba-winery.kadoya-company.com |
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都心から日帰りで行けるワイナリー
つくばワイナリーへは、自動車で訪れる場合、常磐自動車道で東京から 1 時間程の距離です。また、つくばエクスプレスを利用してもつくば駅からタクシーで25分程度と都心からのアクセスが良いのが特徴です。
近隣には霊峰筑波山、そして奈良時代の郡衙跡「平沢官衙遺跡」 などもあり、都心からの日帰り旅行にも最適です。また自転車専用道路「つくば霞ヶ浦りんりんロード」もこのすぐ近くを通っているため、サイクリストからも注目を集めているエリアとなっています。
そして、このつくばワイナリーでは、筑波山をすぐ近くに見上げながら、ブドウ畑と醸造所、そしてショップを訪れることができるため、美しい景色を見ながら見学とワインの購入を楽しめます。
つくばで育まれたブドウのワイン
もともと住宅造成地として開発されたこの場所ですが、開発が中止となり、残された広大な土地をワイナリーとして活用しました。
水はけのよい肥沃な土地、何より寒気を含んだ「つくばおろし」と海からのミネラル豊かな風が出会うこのロケーションが、風味豊かな葡萄を育てると言われています。
つくばワイナリーでは、現在、以下の5種類のワイン用ぶどうを育てています。
- 富士の夢(ふじのゆめ):行者の水×メルロー種
- 北天の雫(ほくてんのしずく):行者の水×リースリング種
- メルロー
- シャルドネ
- マルセラン(≒マルスラン):カベルネ・ソーヴィニヨン×グルナッシュ種
なかでも「マルセラン」は、南フランスで生まれた品種で世界的にも少量しか栽培されておらず、希少種として注目されています。
そんな、つくばワイナリーではつくば産のブドウから作られた以下のブランドを販売しています。
【TWINPEAKS】(ツインピークス)
【TSUKUBA ROUGE】(つくばルージュ)
【TSUKUBA BLANC】(つくばブラン)
【TSUKUBA PRIMO】(つくばプリモ)
筑波山の麓の大自然の中に広がるブドウ畑。そこを訪れるだけで美しい景色を見ることができて観光を楽しむことができます。その上、つくば特有の風土に適した品種を栽培しているブドウ畑とワイン醸造所を見学し、ショップではメイドインつくばのワインを購入することが出来る。
そんな貴重な体験をできるのがこのつくばワイナリーです。
皆さんもつくばを訪れる機会があれば、ぜひ筑波山麓の自然とつくばのワインを堪能してみてください。