自然豊かなつくば市では、野生生物もたくさん生息しています。
でも、時には大切な農作物を荒らすちょっと迷惑な生き物も現れます。
そんな中、つくば市臼井の山林で巨大イノシシが捕獲されたそうです。
雑食性で田畑を荒らすイノシシ
日本の山林に生息するイノシシは、子供の頃は「瓜坊」と呼ばれて可愛らしい姿をしていますが、成長すると体長100センチ以上、体重80キロ以上になります。
時速40キロで走り、1メートル以上ジャンプし、海や川を泳いで渡ることもできる運動能力もあって、急に出くわすと全速力で猪突猛進、襲い掛かってくることもあるので結構危険です。
そんなイノシシは雑食性で、イモやカボチャ、稲などの農作物のほか、地中のミミズなども食べるため、田畑に侵入して土を掘り返したり、農作物を食べるといった被害に農家の方々は悩まされています。
体重117キロの巨大イノシシが捕えられる
そんな中、筑波山の麓に位置するつくば市臼井の山林に仕掛けた罠に巨大なイノシシがかかったそうです。その大きさは、なんと体長135センチ、体重117キロにも及ぶ大きさです。
元ネタ:重さ117キロ、巨大イノシシ捕獲 茨城・つくば|茨城新聞
報道によると、捕獲したのはつくば市菅間に住む飯村常一さん(74)。
近隣の田畑が荒らされる被害が相次いだため、猟友会が8月から駆除に当たっていた中で、10月15日に罠に捕えられたそうです。軽トラックに積んだ際、荷台から体がはみ出していたというからその大きさが異様だったことがわかります。
つくば市には、筑波山や宝篋山などの山々や桜川・谷田川などの河川、そして平地林、畑地、水田が一体となった里地里山などの豊かな自然環境があり、その中には多様な生き物が息づいています。
しかし、近年では平地林などの開発が進み、生き物の住み処や自然景観が損なわれている場所も数多くあります。
今回捕らえられたイノシシも住処を追われて里に下りてきたのかもしれませんね。これからも野生生物と共存できるような豊かな自然を残したつくば市であって欲しいですね。