つい先日、紫陽花が色づいてきていよいよ見頃を迎えたことをお伝えした「筑波山梅林」。
しかし、筑波山梅林といえば紫陽花よりも注目すべきは「梅」。毎年この時期になると梅の収穫期を迎え、梅の実を落として収穫するのが風物詩となっています。
ところが、今年は紫陽花の咲き誇る園内を見てまわっても実をつけた梅の木をほとんど見られないそうです。そうなると、つくばの名産品でもある梅の収穫が大幅ダウンになる見通しです。。。
筑波山梅林の概要
筑波山梅林は筑波山の男体山西側、標高約250メートル付近の斜面地に広がる梅林で、冬には約1000本の白梅・紅梅が咲きます。毎年、梅の実の収穫期には、1日200〜300キログラムの実が収穫されています。
名称 | 筑波山梅林 |
住所 | 茨城県つくば市沼田 |
開園時間 | 9:00〜17:00 |
問い合わせ先 | つくば市 経済部 観光推進課 029-883-1111(代表) |
天候不順が原因? 梅製品への影響も心配
梅林の木々をチェックしても害虫は特に確認できないそうで、主に天候の影響とみられています。
今年は開花の後に雪が降って気温が低下した結果、ミツバチの活動が鈍化して花の受粉が順調に進まなかったのだろうと推察されています。
そこで困るのが、土産品としての梅が確保できないことと、梅を使った加工品が作れないこと。
今年は、コロナウイルス感染拡大防止のために恒例の「筑波山梅まつり」も中止となり、観光客の足も伸び悩んでいるそうです。ここにきて梅の収穫量のダウンは痛いですね。
今年は、筑波山梅林だけでなく茨城県内全域において梅の収穫量が落ちているそうです。
つくばには梅酒をはじめ梅を使った物産品も多いので、ちょっと心配ですね。
昨年が豊作だったようなので、梅の加工品は現在でも販売されています。
今年収穫できた実も大切に使ってつくばのお土産品になれるといいですね。