茨城県のつくばと聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?
筑波山やエキスポセンターなどを思い浮かべる人は多いかと思いますが、つくば市内を車で走っているとあることに気づくはずです。やたらと綺麗な芝生の風景が目に入ることに。
じつは、つくば市は日本一の芝生の生産地なのです。ご存知でしたか?
生産量は脅威の国内50%
茨城県は、芝生の作付け面積が3,100ヘクタールもあり、文句なしの日本一。そして、そのほとんどがつくば市で生産されているのです。
茨城県の芝生の出荷量は全国シェアの70%を占めます。(シェアは主産県計に対するもの)
つくば市は茨城県の芝生出荷量の8割を占めるそうなので、全国シェアは50%を超えるそうです。
どうしてつくばは芝生生産が盛んなの?
では、つくば市はどうして全国に誇る芝生の生産地となったのでしょうか。
じつは、つくば市は関東平野の平坦な台地が広範囲に広がっていて、芝生を育てることのできる土地の面積が広く確保できました。また、芝の育成に必要な火山灰土壌が、関東ローム層に覆われたつくばの台地の地質に合っていたということも挙げられます。
戦後、東京近郊の都市化が進むと都内やその近郊の芝の生産地は減少し、つくばの生産シェアは高まっていきました。そこに1960〜70年代のゴルフ場建設ラッシュによって芝生の需要が高まり、つくばの芝生生産の地位が固まりました。
つくばオリジナルの品種
芝生生産日本一のつくばでは、つくばオリジナルブランドの芝も開発しています。
その品種によって造園用、土木用、ゴルフ場用と用途が分かれるそうです。
- つくばグリーン
- つくば姫
- つくば輝
- つくば太郎
いかがでしたか?つくばの意外な日本一を知ることができましたね。
皆さんの家のお庭に芝生が植えられているなら、ひょっとするとそれはつくば産の芝生かも知れませんね。ガーデニングをする際はつくばの芝生を使ってみると良いですね。
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